
半世紀の眠りから覚めた、イタリアの熱狂。ヴィンテージこそが最も新しい「モダン」である
タイムカプセルから現れた、1970年代のイタリア
イタリアの古い倉庫の奥深く、埃を被った棚の片隅で、その生地たちは静かに眠っていました。 「IL VINTAGE É MODERNO」のコレクションに使用されているのは、1970年代に生産され、一度も製品化されることなく時を超えてきた貴重な「デッドストック」ファブリックです。 50年近い歳月を経てもなお、色褪せることのない鮮烈な発色と、圧倒的な存在感。 それは単なる古い布ではなく、当時のイタリアの空気感を真空パックした「タイムカプセル」そのものです。
光と影を操る、優美な「ダマスク織り」
このコレクションの象徴となるのが、浮き上がるような紋様が美しい「ダマスク織(Damask)」です。 プリントでは決して表現できない、経糸と緯糸の複雑な交差が生み出す立体感。 光の当たり方によってマットに見えたり、艶やかに輝いたりと、ドラマチックに表情を変えます。 70年代特有の大胆でサイケデリックな感性と、伝統的なダマスク織の重厚感が融合したデザインは、今の大量生産品にはない「艶」と「彩」を放ちます。
過去を纏い、今を歩く
「IL VINTAGE É MODERNO」——ヴィンテージはモダンである。 私たちは、単に懐古主義で古いものを選んでいるわけではありません。 すべてが画一化されつつある現代において、二度と同じものが作れないこの希少なテキスタイルこそが、最も前衛的(モダン)で、個性的であると考えるからです。 半世紀前のイタリアの情熱を、日本の職人が現代のバッグへと仕立て直す。 そのクラシカルな華やぎは、シンプルな現代のファッションにこそ、鮮烈なアクセントとして映えます。



